線路に積もった雪を取り除く「ササラ電車」 今冬初出動 札幌

札幌市では24日夕方から、まとまった雪が降り、路面電車の線路に積もった雪を取り除く「ササラ電車」が、この冬、初めて出動しました。

「ササラ電車」は、長さ30センチほどの竹を束ねたササラと呼ばれるブラシを回転させて線路を走る除雪専用の車両です。

路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社によりますと24日午後7時の時点で線路上に5センチほどの雪が積もったことから、今シーズン初めて「ササラ電車」を出動させました。

24日は、午後8時に「ササラ電車」1台が車庫を出発し、車両の前後に取り付けられたササラを回転させて雪を払いながら市内を走りました。

公社では来年3月ごろまで、雪の状況に応じてあわせて4台の「ササラ電車」を稼働させていくことにしています。