インフルエンザ患者数 今季最多に 1医療機関当たり21.66人

全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、今月19日までの1週間で1医療機関当たり21.66人と前の週から増加し、今シーズンで最も多くなりました。

国立感染症研究所などによりますと、今月19日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は10万6940人で、1医療機関当たりでは前の週から4.31人多い21.66人となりました。

患者数は前の週の報告でおよそ3か月ぶりに減少に転じていましたが、再び増加し、今シーズンで最も多くなりました。

都道府県別に見ますと、佐賀県が47.26人、北海道が39.21人、長野県が35.59人、宮城県が31.86人と「警報レベル」とされる30人を超えたほか、残る43の都府県すべてで「注意報レベル」の10人を超えています。

また、43の都道府県で前の週より患者の数が増加していて、全国的な拡大傾向となっています。

「まだピークとは言えない 高齢者にも広がる可能性を懸念」

日本感染症学会のインフルエンザ委員会で委員長を務める倉敷中央病院の石田直副院長は、インフルエンザの流行状況について「まだピークとは言えない。抗インフルエンザ薬を処方された患者の数は今週にかけても増えていて、今後さらに増えるのではないか。これまで若い人を中心に広がっていたが、私たちの病院でも先週あたりからインフルエンザで入院する高齢者の方が少しずつ出てきていて、今後、高齢者にも流行が広がる可能性を懸念している。リスクのある方でワクチンを接種していない人はできるだけ早く接種したほうがいいと思うし、手洗いやせきがあればマスクをするといった感染予防は続けてほしい」と話しています。

また、新型コロナの流行状況については「かなり少ない状態だが、完全に無くなるわけではないし、今後、次の流行の波が来るという予測もあるので決して楽観はできない」と述べました。