群馬 下仁田町で4年ぶりに「ねぎ祭り」とれたての味楽しむ

群馬県特産の「下仁田ねぎ」の産地、下仁田町で、観光客らがとれたての味を楽しめる「ねぎ祭り」が4年ぶりに開かれました。

下仁田ねぎは、熱を加えるととろけるような食感や独特の甘みが出るのが特徴で、鍋料理の具材としても人気があります。

コロナ禍前まで「いい風味」の語呂合わせで毎年11月23日に開かれていた「ねぎ祭り」が23日、4年ぶりに開催され、1万人余りの観光客などでにぎわいました。

会場では、地元の農家たちがその場で調理した収穫したてのねぎがふるまわれ、訪れた人たちは旬の味を楽しんでいました。

千葉県から訪れた30代の男性は「以前下仁田ねぎを食べたことがあり、もう一度味わいたいと思って来ました。びっくりするぐらい甘くておいしかったです」と話していました。

下仁田ねぎは来月、収穫の最盛期を迎えますが、ことしは夏の記録的な暑さの影響で出荷量は4割ほど落ち込む見通しだということです。

下仁田町の原秀男町長は「町としても農家を支援するとともに、独特の甘みや風味を全国の人にPRして、盛り上げていきたい」と話していました。