北朝鮮 国営テレビ “偵察衛星”打ち上げの映像 成功を強調か

北朝鮮は、21日に行われた軍事偵察衛星の打ち上げを捉えた映像を23日、国営テレビを通じて初めて公開し打ち上げが成功だったと強調しました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは21日、北西部の「ソヘ(西海)衛星発射場」で行われた、軍事偵察衛星を搭載した新型ロケットの打ち上げを捉えた映像を23日夕方、初めて放送しました。

映像では、白く塗装されたロケットが施設から発射台に運ばれ、垂直に立ち上げられる様子が映し出されています。

ロケットには、国家航空宇宙技術総局のアルファベットの頭文字をとったNATAという文字が惑星などの絵とともにデザインされたロゴのほか、ハングルで「偵察衛星」と書かれているのが確認できます。

そして、ロケットがオレンジ色の炎を吹き出しながら上昇する様子が繰り返し映し出され、炎が直線状に伸びていることなどから液体燃料が使用されているとみられます。

北朝鮮は映像を大々的に公開することで、12月1日からの運用を目指すとしている偵察衛星の打ち上げが成功だったと強調しました。