ブラインドサッカー日本代表 パリパラリンピック出場権獲得

視覚障害のある選手たちがプレーするブラインドサッカーの日本代表が来年のパリパラリンピックの出場権を獲得しました。日本は前回の東京大会に続き、2大会連続のパラリンピック出場です。

ブラインドサッカーは1チーム5人ずつでプレーし、ゴールキーパー以外の視覚障害のある選手たちがアイマスクを付けて金属が入ったボールの音やグラウンドの外から指示を出すガイドの掛け声などを頼りにゴールを目指します。

パリパラリンピックの出場枠は▽開催国のフランスと▽各大陸の大会を勝ち抜いた4チーム、▽そしてまだ出場枠を獲得していないチームのうち世界選手権の上位3チームのあわせて8つです。

日本はことし8月に行われた世界選手権で5位に入り、各大陸の大会の結果しだいで出場権を獲得する可能性がありました。

日本ブラインドサッカー協会によりますと、チリで行われているパラパンアメリカン大会で日本時間の23日、決勝に進出するチームが、すでに出場権を獲得しているアルゼンチン、ブラジル、コロンビアのいずれかになったということです。

この結果、世界選手権で5位の日本がまだ出場権を獲得していないチームの中で上位3チームに入ることが確実となり、パリパラリンピックの出場権を獲得しました。

日本は開催国枠で出場した前回の東京大会に続き、2大会連続2回目のパラリンピック出場となります。

川村キャプテン「ベストパフォーマンス発揮のため最高の準備を」

ブラインドサッカー日本代表のキャプテン、川村怜選手は「東京大会を経験し、もう一度あの舞台に立ちたい、世界最高峰の舞台でプレーしたいという思いがより強くなり、今回、パリ大会の出場権を獲得することができて、心からうれしく思っています。パリ大会ではメダル獲得という大きな目標を掲げ、すでにわれわれの挑戦は始まっています。パリでベストパフォーマンスを発揮できるように、最高の準備をしていきます」とコメントしています。