ゼレンスキー大統領 “厳しい気象条件 困難な防衛作戦に直面”

ウクライナで本格的な冬を迎える中、ゼレンスキー大統領は東部で厳しい気象条件のもと困難な防衛作戦に直面していると明らかにする一方、南部では反転攻勢を続けていると強調しました。

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアが東部で攻勢を強める中、ゼレンスキー大統領は22日SNSで、厳しい気象条件のもと、東部ドネツク州で困難な防衛作戦に直面していると明らかにしました。

ロシアが掌握をねらうドネツク州のアウディーイウカをめぐって、ウクライナ国家警察は22日SNSに「まちに残る1300人余りの住民は、電気や暖房、水がなく、寒さが訪れる中でも砲撃がやまず、絶望的な状態に置かれている」と投稿しました。

ウクライナ軍の前線の司令官は22日「ロシア軍は空爆などの回数をかなり増やしているが、アウディーイウカ方面の防衛は堅持している」と主張したものの、ロシア軍は兵士の犠牲をいとわず攻勢を強めていて、激しい戦闘が続いているものとみられます。

一方、ウクライナ軍の参謀本部は、南部ヘルソン州でロシア側が占領するドニプロ川の東岸をめぐって、ウクライナ軍の部隊が複数の拠点を確保していると発表し、ゼレンスキー大統領も22日、南部では反転攻勢を続けているとSNSで強調しました。

イギリス国防省も22日、ドニプロ川の東岸地域にあるクリンキという集落の周辺でウクライナ軍が拠点を守りロシア軍との戦闘が続いていると分析しています。