大島元衆院議長 “衆参両院のあり方議論を”

大島 元衆議院議長が東京都内で講演し、過去の政治改革では衆議院と参議院の役割をどう考えるかなど両院のあり方について検討が不足していたとして、今後、議論が行われることに期待を示しました。

各界の有識者が参加する「令和国民会議」、通称「令和臨調」の趣旨に賛同する超党派の国会議員らが会議を開き、特別顧問を務める大島 元衆議院議長が講演しました。

この中で大島氏は、今の小選挙区比例代表並立制を導入するきっかけとなった過去の政治改革の議論について「日本全体が改革に大変なエネルギーを費やした」と振り返りました。

そのうえで「あの時冷静に衆議院と参議院のそれぞれの役割やあり方を議論しておけばよかったのではないか。これから考えていただければありがたい」と述べ、今後、衆参両院のあり方の議論が行われることに期待を示しました。

一方、派閥のあり方をめぐり「政治家にはグループが必要でどの政党にも集団があるが、派閥の中だけの行動が国民に評価されると思うと行動が狭くなり批判を受けやすいのではないか」と指摘しました。