プロ野球 試合時間短縮のため“打者交代30秒以内を徹底”

プロ野球は試合時間の短縮のため、来シーズンから、前のバッターの打席が終わってから次のバッターが構えるまでの時間を30秒以内とすることを徹底していくことになりました。

プロ野球のオーナー会議では今シーズンから大リーグで導入された投球間の時間を制限する「ピッチクロック」について、プロ野球での導入の可否も含めてルールの検討を始めるようNPB=日本野球機構などに指示していました。

これについて、22日のオーナー会議では、今シーズン、前のバッターの打席が終わってから次のバッターが構えるまでの時間が、平均で36.9秒だったことが報告され、試合時間を短縮するため、この間の時間を30秒以内とするよう徹底していくことを明らかにしました。

これを徹底することで、試合時間を2時間50分から3時間程度にしたいとしていて、今後は、30秒から25秒へのさらなる短縮や、罰則を伴うルールの適用も検討するとしています。

NPBの井原敦 事務局長は「『30秒ルール』は一つの目安だが、取り組めば1打席につき6.9秒の試合時間の短縮となる。これを守ることできびきびとした動きや全体の流れにつながると思う」としたうえで、ピッチクロックについては「可否についての結論は出していない」として引き続き検討を続けていくことになりました。