トヨタ 58万台余リコール パーキングブレーキの不具合で

パーキングブレーキのペダル部分にあるボルトの締めつけが弱く、最悪の場合、ブレーキがかからなくなるおそれがあるなどとして、トヨタ自動車が2車種で58万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。

リコールの対象になったのは、2015年5月からことし3月までに製造されたトヨタの「シエンタ」と「JPN TAXI」の2車種、58万台余りです。

国土交通省によりますと、パーキングブレーキのペダル部分にあるボルトの締めつけが弱く、最悪の場合、ボルトが脱落してパーキングブレーキがかからなくなったり、解除できなくなったりするおそれがあるということです。

また、これらの車のうち「シエンタ」の40万5000台余りは、フロントガラスの枠部分の防水が不十分で、最悪の場合、雨水が入り込んで配線がぬれ、走行中に電動スライドドアが開くおそれがあるということです。

これまでのところ事故は起きていませんが、不具合の報告が合わせて36件あるということです。

トヨタは23日から全国の販売店で、無料で部品の点検や交換などを行うとしています。