10月の白物家電 国内出荷額 前年同月比で8%減少

白物家電の10月の国内出荷額は2か月ぶりのマイナスとなりました。旅行や外出などへの支出を重視する消費者の志向が影響し、伸び悩みが続いています。

日本電機工業会によりますと、エアコンや洗濯機など白物家電の10月の国内出荷額は1680億円で、去年の同じ月より8%減少し、2か月ぶりのマイナスとなりました。

このうち、
▽洗濯機は280億円で18.4%の減少
▽冷蔵庫は266億円で16.9%の減少となりました。

一方、
▽エアコンは347億円で5.9%増加したのをはじめ、
▽電気シェーバーやドライヤーもインバウンド消費が下支えする形でプラスとなりました。

ただ、全体としては伸び悩みが続いていて、物価高による節約志向や、旅行や外出などへの支出を重視する志向が影響しているとしています。

日本電機工業会は「消費者の間で家電製品を購入しようという意欲は冷え込んでいて、年末商戦を含めて、年度の後半も国内出荷額はマイナス傾向が続くとみている」としています。