九州場所は中盤戦を終えて、霧島と関脇 琴ノ若、それに21歳の熱海富士と一山本の4人が2敗でトップに並んでいます。
終盤戦最初となる11日目の22日、霧島は関脇 若元春と結びの一番で対戦します。
過去の対戦成績は霧島が5勝3敗と勝ち越していますが、先場所は敗れています。
霧島は得意の四つだけでなく、突き放す攻めも磨いていて、若元春の得意な左四つの形に組まずに攻めたいところです。
一方の若元春は霧島に勝った先場所、胸を突いて相手を崩してから左を差して寄り切っていて、左を固めてくる相手にいかに隙を作れるかが鍵になりそうです。
同じく2敗の琴ノ若は3敗の大関 貴景勝との対戦が組まれました。
高校の先輩と後輩でもある2人は過去の対戦で琴ノ若が3勝6敗と負け越していますが、この1年は2勝2敗の五分です。
琴ノ若としては持ち前の体の柔らかさを生かしながら貴景勝の突き押しをしのぎ、得意の四つに組み止められるかがポイントです。
一方の貴景勝は今場所、得意の突き押しに本来の力強さが見られませんが、辛抱強く相手を突き起こして勝機を見いだしたいところです。
このほかの2敗力士では、一山本が関脇 大栄翔との一番で今場所初めて三役以上と対戦するほか、熱海富士は3敗の美ノ海と対戦します。

大相撲九州場所11日目 大関 霧島は関脇 若元春と対戦
大相撲九州場所は11日目、22日から終盤戦です。2敗でトップに並ぶ大関 霧島は関脇 若元春と結びの一番で対戦します。