衆院予算委 自民 派閥の政治資金めぐる問題 22日も議論へ

国会は22日も衆議院予算委員会で質疑が行われ、野党側は引き続き、自民党の派閥の政治資金をめぐる問題について、岸田総理大臣らに説明を求める方針です。これに対し、政府・与党はそれぞれの派閥が説明責任を果たすべきだとして理解を求める考えです。

国会は21日、衆議院予算委員会で新たな経済対策の裏付けとなる補正予算案の実質的な審議が始まりました。

この中で立憲民主党の泉代表は、自民党の5つの派閥の政治団体が政治資金収支報告書にパーティー券収入の一部を記載していなかったとされる問題について、派閥の会長を務める岸田総理大臣に対し、「自身の責任をどう考えるか」と追及しました。

これに対し、岸田総理大臣は収支報告書を訂正したことを明らかにし、今後、適切に対応していく考えを示しました。

衆議院予算委員会は22日も岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して基本的質疑が行われ、野党側は引き続き、自民党の派閥の政治資金をめぐる問題について説明を求める方針です。

一方、政府・与党は、それぞれの派閥が説明責任を果たすべきだとして理解を求める考えです。

衆議院予算委員会は24日に締めくくりの質疑が行われる予定で、与党側はその日のうちに予算案を採決し、参議院に送りたいとして、野党側と協議が行われる見通しです。