串本町西向にある、海岸からおよそ1キロ沖合にある「鯛島」はその名のとおり、魚のタイのような形をしています。
晴天となった21日は、午前6時半ごろに朝日が昇り始め、タイの「目」にあたる島の先端の穴から黄金色の光が差し込んで、キンメダイのように輝きました。
この光景は水平線上に雲がない冬場に見られるもので、写真愛好家たちが幻想的な島の姿をカメラに収めていました。
撮影をしていた串本町の長谷洋さんは「空洞だった穴が目が光るように変化していき、生きたタイのように見えるのが幻想的です。島の上空にある雲がアクセントになり、いい風景が見られたと思います」と話していました。
キンメダイに見える光景は来年2月中旬まで楽しめるということです。

鯛島の “目”に朝日差し込み「キンメダイ」のように 和歌山
和歌山県串本町の沖合に浮かぶ、魚のタイに似た形の島で、「目」にあたる部分に朝日が差し込み、キンメダイのように光る幻想的な光景が見られました。