北陸自動車道 大雪による車の立往生に備えた救出訓練 福井

雪のシーズンを前に、福井県の北陸自動車道で車が大雪で立往生した場合に備え、安全に車を救出するための訓練が行われました。

福井県あわら市にある北陸自動車道の金津インターチェンジで行われた訓練は、中日本高速道路や福井県などから30人余りが参加し、大雪で車が高速道路に立往生し、上下線を通行止めにしたという想定で行われました。

参加者たちはまず、車が立往生した車線とは反対の車線を除雪車やスコップなどを使って除雪する手順を確認しました。

そして、中央分離帯に設置されている移動式のガードレールを4人がかりで動かし、立往生した車を反対側の車線にUターンさせ移動させていきました。

中日本高速道路では、4年前の大雪による大規模な立往生を受けて、移動式のガードレールの設置を進めていて、福井県内では立往生が起こりやすい8か所に設置されているということです。

中日本高速道路金沢支社、福井保全・サービスセンターの橋本正樹所長は「雪のシーズンに向けて対策車両を十分に使って、除雪や凍結防止などを徹底していきたい。利用する人も冬用タイヤの装着や、適切な車両間隔や速度での安全運転で高速道路を利用してほしい」と話していました。