ボクシング全日本選手権 並木月海が出場辞退 パリ五輪なくなる

東京オリンピックのボクシング女子フライ級で銅メダルを獲得した並木月海選手が、21日から始まったボクシングの全日本選手権の出場を辞退しました。この大会は、来年のパリオリンピックの出場権獲得がかかる世界予選の選考会となっているため、これで並木選手の2大会連続のオリンピック出場はなくなりました。

25歳の並木選手はおととし行われた東京オリンピックのボクシング女子のフライ級で銅メダルを獲得しました。

来年のパリオリンピックに向けては、大会で実施されるライトフライ級に階級を下げて出場を目指してきましたが、オリンピックの出場権をかけてことし9月から中国で行われたアジア大会では初戦で敗退し、代表内定を逃していました。

そのあと、並木選手は21日から始まった全日本選手権にエントリーしていましたが、日本ボクシング連盟によりますと並木選手から出場を辞退する届け出があったということです。

今後、パリオリンピックの出場権を獲得する機会は、今回の全日本選手権で代表選考が行われる世界予選しかないため、これで並木選手の2大会連続のオリンピック出場はなくなりました。

並木選手は自身のSNSで「大好きなボクシングとこれから先どう向き合っていくのか今一度よく考えようと思った。全日本選手権間際まで考えた結果、今大会は見送ることにした。今後のことは私自身もまだ不明確だ」とコメントしました。