市川猿之助被告 有罪判決確定 “言い表せない罪を感じている”

歌舞伎俳優の市川猿之助被告が両親に睡眠導入剤を服用させ自殺を手助けした罪に問われた裁判で、21日までに懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が確定しました。

歌舞伎俳優の市川猿之助、本名 喜熨斗孝彦被告(47)は、ことし5月、父親の市川段四郎さん(当時76)と75歳の母親に睡眠導入剤を手渡して服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪に問われました。

この裁判で、東京地方裁判所は11月17日、「刑事責任を軽く見ることはできないが、二度と犯罪をしないことを誓っている」として、懲役3年、執行猶予5年を言い渡し、東京地裁によりますと、21日までに確定したということです。

猿之助被告は判決後、「失意のどん底で決意したこととはいえ、常に自分を見守ってくれた父と母を巻き込んでしまったこと、そして、歌舞伎界を含め、多くの皆様に治癒し難い傷を負わせてしまったことに対し、言い表せない罪を感じています。今後は、生かされた自分に、これから何ができるか考えていきます」とコメントしていました。