ことしの「世相サンタ」 日本一の阪神ユニフォーム姿に 神戸

神戸市の異人館で、ことしの世相を表した恒例の「世相サンタ」の飾りつけが行われ、38年ぶりに日本一となった阪神のユニフォーム姿のサンタクロースが登場しました。

神戸市北野の異人館「うろこの家」では、毎年この時期に「世相サンタ」と名付けて、その年に注目された人物や話題を表したサンタクロースの人形を屋根に飾りつけています。

ことしは、阪神のユニフォーム姿のサンタクロースが登場し、口には、岡田監督の好物として話題になったパイン味のアメ、そして手には「アレのアレ」と書かれたタオルを掲げ、日本一の喜びを表現しています。

また、サンタのまわりには、大リーグ史上初となる満票で2回目のMVPを受賞した大谷翔平選手や、将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太さんの人形も並びました。

宮崎市から来た大学生は「悲しいニュースもあったが、同世代や日本人が世界で活躍する姿をみて、うれしくなる一年でもありました」と話していました。

異人館うろこグループの崎原朝香さんは「日本シリーズでは関西対決となり、興奮の渦に巻き込んでくれた。優勝の瞬間を思い出してもらい、そのまま年を終え、来年につなげてもらいたい」と話していました。

「世相サンタ」は、12月25日のクリスマスの日まで飾られています。