株価 小幅に値下がり 自動車など輸出関連の銘柄中心に売り注文

21日の東京株式市場、株価は小幅に値下がりしました。

▽日経平均株価、21日の終値は20日の終値より33円89銭安い、3万3354円14銭。
▽東証株価指数=トピックスは4.81下がって、2367.79。
▽1日の出来高は13億8933万株でした。

20日、一時、バブル崩壊後の最高値を更新した日経平均株価ですが、このところの株価の上昇傾向を受けて、21日は当面の利益を確定させようという動きが広がりました。

また、円高ドル安が進む中、自動車などの輸出関連の銘柄を中心に売り注文が出ました。

一方、前日のニューヨーク市場でIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数が上昇した流れを引き継ぐ形で、半導体関連の銘柄に買い注文が出たほか、アジアの主要な株式市場で株価が上昇したことで、リスクを積極的にとる動きも出て日経平均株価が値上がりに転じる場面もありました。

市場の次の関心は、日本時間の22日未明に公表されるFRBの前回の金融政策を決める会合の議事録です。

アメリカの金融引き締めが長期化しないとの観測もこのところ出る中、今後の金融政策の方向性を見定める材料として、その内容が注目されています。