歩行者に車突っ込む 高校生ら8人けが うち1人重傷 福岡 宇美町

21日朝、福岡県宇美町で軽乗用車が道路脇の歩行者を次々にはね、高校生を含む8人がけがをして、このうち生徒1人が顔の骨を折る重傷を負いました。軽乗用車は数十メートルにわたって車道を外れて走行したとみられ、警察は運転していた66歳の自称、派遣社員から事情を聞いて事故の詳しい状況を調べることにしています。

21日午前8時15分ごろ福岡県宇美町宇美5丁目の路上で「事故で女子高校生がひかれた。車が突っ込んだ」という通報がありました。

警察によりますと、この事故で道路脇の路側帯などを歩いていた16歳から17歳の高校生の男女7人と28歳の会社員の男性1人の合わせて8人がけがをして、このうち女子生徒1人が顔の骨を折るなどの重傷だということです。

また8人とは別に、軽乗用車を運転していた福岡県須恵町に住む66歳の自称、派遣社員も骨を折る大けがをしたということです。

現場は、JR宇美駅から西に100メートル余り離れた県道で、警察などによりますと軽乗用車は、センターラインのない道路を西から東の方向に走っていましたが、道路の右側で車道を外れた状態で数十メートルにわたって走行し、歩行者を次々にはねたとみられるということです。

警察は、軽乗用車のドライバーのけがの回復を待って事情を聴くなどして、事故の詳しい状況を調べることにしています。

防犯カメラには事故の瞬間が

現場近くに設置された防犯カメラには事故の瞬間が写っていました。

映像では午前8時15分ごろ、白い軽乗用車が画面右から走って来るのが分かります。

そして、右側の道路脇をはみ出し、会社の敷地内を走行している様子が写っていました。