社会

千葉 市原 いじめ問題 第三者委“14件確認” 中学生側「不服」

千葉県市原市に住む中学生が去年、学校で同級生からいじめを受けたと訴えて登校できない状態になり、市が設置した第三者委員会は合わせて14件のいじめが確認されたとする報告書をまとめました。中学生側はこれを不服として調査結果の再検討などを求める法的措置を検討したいとしています。

市原市の中学校に在籍する男子生徒は、2年生だった去年9月から11月にかけて複数の同級生からいじめを受けたと訴え、その後、不登校となり、市の教育委員会はいじめの重大事態と認定し、保護者からの求めで第三者委員会を設置し調査していました。

調査結果をまとめた報告書が21日公表され、この中で、男子生徒はこれまでに認定されたものも含めて、廊下で繰り返し蹴られたり、文房具をとられたりするなど合わせて14件のいじめを受けていたことが確認されたとしています。

そのうえで、学校としていじめへの感度が極めて低かったと指摘し、対応を見直すよう求めています。

一方、第三者委員会は調査の過程で男子生徒側から学校で関係者が話し合った音声データを提供すると提案があったものの受け取らなかったということで、その理由について「失念していた」と説明し、これ以上の調査は行わないとしています。

男子生徒側は報告書の内容を不服として、調査結果の再検討などを求める法的措置を検討したいとしています。

市原市 小出市長「被害者家族に納得してもらえず残念」

今回の報告書について、市原市の小出譲治市長は「報告書の内容を真摯(しんし)に受け止め、すべての子どもたちが安心して学校生活を送っていけるよう取り組んでいきます。被害者家族に納得してもらえなかったことは残念な思いです。」とコメントしています。

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