信号機の標示板が落下 70代女性にあたりけが 東京 江戸川

20日昼前、東京 江戸川区の交差点で、信号機に取り付けられていたおよそ3キロの標示板が落下して70代の女性にあたり、頭などにけがをしました。区は取り付け金具の劣化が原因だとして、およそ150か所で緊急の点検を行うことにしています。

20日午前11時半ごろ、江戸川区南小岩の区道の交差点で、信号機に取り付けられている「JR小岩駅前」と書かれたアルミ製の標示板が、およそ5メートルの高さから落ちました。

標示板は幅が100センチ高さが40センチほどで重さはおよそ3キロあり、横断歩道を歩いて渡っていた70代の女性にあたり、頭におよそ5センチの切り傷と肩を打撲するけがをしました。

区によりますと、落下した原因は標示板を信号機に取り付けるための金具の劣化で「風が強かったこともあり、もともといたんでいた金具が折れたのではないか」としています。

区は21日以降、区内およそ150か所ある標示板について緊急で点検を行うことにしています。

江戸川区の立原直正土木部長は「けがをされた方の回復を心よりお祈り申し上げます。事故の詳細について調査するとともに、再発防止に向けて早急にほかの標示板の緊急点検を実施してまいります」としています。