採取された野鳥のふんから鳥インフルエンザウイルス検出 千葉

千葉県東金市で採取された野鳥のふんから高病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出され、千葉県は県内の養鶏場に対して消毒の徹底などを行うよう注意を呼びかけています。

千葉県によりますと、県内で定期的に行っている野鳥のふんのモニタリング検査で、今月14日に東金市で採取されたカモ類のふんの1つの検体から、遺伝子検査で鳥インフルエンザウイルスが検出され、高病原性のH5N1型と確認されました。

千葉県内で高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されるのは今シーズン初めてです。

千葉県がふんの採取場所の半径3キロ以内にある3か所の養鶏場に立ち入り検査を行ったところ、死亡した鳥が見つかるなどの異常はなかったということですが、今後、鳥の状況について毎日報告を求めるとともに、県内のすべての養鶏業者に対し、消毒の徹底などを行うよう注意を呼びかけています。

また環境省は採取場所の半径10キロ圏内の地域を「野鳥監視重点区域」に指定しました。

千葉県は鳥のふんなどに触れたあとは手洗いをすることや、死んでいる野鳥に素手で触れないことなどの対策を呼びかけています。