台湾総統選挙 副総統候補に蕭美琴氏

来年1月に投票が行われる台湾総統選挙で、与党・民進党の総統候補の頼清徳氏とコンビを組む副総統候補に、台湾当局で駐米代表を務めてきた蕭美琴氏が決まりました。

蕭氏は蔡英文総統の信頼が厚いとされ、2020年から台湾当局の駐米代表を務めてきましたが、辞職して民進党の副総統候補になります。

20日、蕭氏は台北で記者会見を開き、中国が台湾周辺で軍事的な活動を活発化させ、台湾の選挙に介入していると懸念を示しました。

そのうえで「自分が負うべき責任から逃れるわけにはいかない。私たちの国のために自分のことは顧みず、勇気を奮って突き進む」と述べました。

総統候補の頼氏としては、アメリカの政府や議会超党派との太いパイプを持つ蕭氏とコンビを組むことによって、蔡英文政権が進めてきた台湾とアメリカの関係強化の流れを引き継ぐというメッセージを発するねらいがあるとみられます。

中国当局は、頼氏を「台湾独立派」として名指しで非難しているほか、去年8月に当時のペロシ下院議長が台湾を訪問すると、蕭氏がこれを推進したと非難して制裁の対象としています。

総統選挙では、政権交代を目指す最大野党・国民党の侯友宜氏と、野党第2党・民衆党の柯文哲氏が総統・副総統候補のコンビを一本化することで今月15日に合意しましたが、まだ調整がついておらず、立候補の受け付けが20日から始まったなか、選挙戦の構図がぎりぎりまで固まらない異例の展開となっています。