千葉 路線バス大幅減便 住民らが市に存続など要望

10月に、一部の路線バスが大幅に減便され、影響を受ける千葉市内の住民らが、千葉市に路線の存続や代替の交通機関の確保を要望しました。

千葉市内を走る「千葉中央バス」は、運転手不足や収支の悪化を理由に、10月、
▽鎌取駅と主に都賀駅を結ぶ平日の路線で35本から8本に
▽土気駅と大椎台団地を結ぶ平日の路線で32本から3本に
大幅に減便しました。

市によりますと、これらの路線は、来年の春には廃止される予定だということで、20日、地域の住民ら6人が千葉市役所を訪れ、存続などを求める要望書と、およそ700人分の署名を提出しました。

「バスは住民が通院や買い物などに利用している」として、
▽路線の存続や
▽難しい場合にはコミュニティーバスやデマンドタクシーといった代替の交通機関の導入を求めています。

要望を行ったグループの木村恵子代表は「自宅から駅までつえをついて歩くことになり、通院にもタクシーが必要になってしまう。市に希望を託すしかない」と話していました。

千葉市交通政策課の大木戸孝也課長は「市が何も対応しないという状況ではいけない。新たな移動手段の確保に向けて、さまざまな取り組みを進めていきたい」と話していました。