北海道 乙部町 住宅8棟焼けた火事 棟続きの倉庫の漏電可能性も

19日、北海道南部の乙部町で住宅あわせて8棟が焼けた火事で、火は住宅と棟続きの倉庫から出火したとみられることが警察への取材でわかりました。倉庫には冷蔵庫が置かれ、ほかに火元となるものがないことなどから、警察は漏電の可能性もあるとみて出火原因などを詳しく調べています。

19日午前7時前、乙部町花磯で住宅から火が出たあと、周辺の建物にも燃え広がり、およそ9時間後になって消し止められましたが、あわせて8棟が焼ける被害がありました。

けがをした人はいませんでした。

警察と消防は20日に現場検証を行い、警察官らは、焼けた建物の写真を撮影したり当時の状況について住民から聴き取ったりしていました。

警察によりますと、火は住宅と棟続きの倉庫から出たとみられ、当時、倉庫内には冷蔵庫が置かれていて、ほかに火元となるものがないことなどから、漏電の可能性もあるということです。

また、19日は現場周辺では朝から強い風が吹いていて、今回の火事は強風にあおられて被害が広がったものとみられています。

火が出た建物から国道を挟んで50メートルほど離れた住宅にまで燃え広がり、複数の建物が激しく焼け落ちていました。

警察と消防は21日以降も現場検証を行って、火が出た原因や燃え広がった状況を詳しく調べることにしています。