ライドシェア導入 神奈川県が三浦市で実証実験を検討

一般のドライバーが自分の車などを使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」。
三浦市での導入を目指している神奈川県は需要のほか、運用面の課題を把握するため、実証実験を検討していることを明らかにしました。

神奈川県は、夜間のタクシー不足が懸念される三浦市で県独自の「ライドシェア」の導入を目指して地元のタクシー会社などと検討会議を設置しています。

20日開かれた会合で県の担当者は、現状の案として
▽料金はタクシーと同額程度で専用アプリでの決済にすることや
▽車両の運行や整備状況の管理をタクシー会社に担ってもらうこと
それに
▽ライドシェア専用の保険を作るとする方針を説明しました。

そのうえで、需要がどのくらいあるかや運用面の課題を把握するため、三浦市内で実証実験の実施を検討していることを明らかにしました。

時期や方法などについては未定だということで、今後、関係者と議論をして決めていきたいとしています。

会合のあと、神奈川県タクシー協会の三上弘良専務理事は「現行制度ではできないことも含まれるので、ハードルは相当高いと感じるが、実証実験によってしっかり需要を分析することは重要だ」と話していました。