中国漁船 鹿児島県沖で転覆 5人行方不明 捜索続く

18日、鹿児島県薩摩川内市の※下甑島(しもこしきしま)の西およそ330キロの東シナ海で漁船が転覆し、第10管区海上保安本部は、行方不明となっている中国人の乗組員5人の捜索を20日も続けています。

※「甑」は「曽」に「瓦」。

18日午後、下甑島の西およそ330キロの東シナ海で、中国人26人が乗った漁船が転覆し、このうち21人が救助されましたが5人が行方不明になっていて、中国側から要請を受けた第10管区海上保安本部が捜索に加わっています。

20日も航空機が午前中に捜索を行ったほか、巡視船「さつま」は19日から夜通しで現場付近を中心に捜索を続けていますが、午後4時半時点で行方不明者は見つかっておらず、手ががりもつかめていないということです。

20日は中国側から2隻の船と1機の航空機が捜索に出ていて、海上保安本部は中国側と連絡を取り合いながら今後の捜索態勢について検討することにしています。