ヤマトホールディングスは、貨物専用の航空機3機をリース契約で初めて導入し、来年4月から運航を始める予定で20日、成田空港の格納庫でこのうち1機が関係者に公開されました。
最初に、ヤマトホールディングスの長尾裕社長が「いよいよご利用いただくフェーズに入ってきた。われわれが取り組んできた運送の新たなビジネスモデルとして、利用者の役に立てる輸送手段になりたい」とあいさつしました。
このあと、運航を委託される日本航空や、実際に運航を担うグループ会社「スプリング・ジャパン」の関係者らが機体の内部を見学しました。
ヤマトHD 来年から運航の貨物専用航空機 関係者に公開
運送業界の人手不足が課題となる中、宅配大手のヤマトホールディングスが、長距離輸送の新たな手段を確保しようと、来年から新たに運航する貨物専用の航空機が関係者に公開されました。

機体は、旅客機を改修してつくられていて、撤去された座席のスペースにコンテナを積めるようになっています。

また、コンテナを積む作業も披露され、専用の車両に載せられたコンテナが、機体中央の大型の搬入口から機内に積み込まれました。
貨物の搭載量は最大で、10トントラックおよそ6台分にあたる28トンで、1日最大21便を運航して成田や羽田と、新千歳や北九州などを結ぶということです。