10月 首都圏 新築マンション平均価格 8か月ぶり前年同月下回る

首都圏の1都3県で10月に発売された新築マンションの平均価格は6567万円で、8か月ぶりに去年の同じ月を下回りました。

調査会社の「不動産経済研究所」によりますと、10月、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は、6567万円でした。

8か月ぶりに去年の同じ月の価格を下回りました。

調査会社によりますと、東京の都心部で高額な物件の供給が落ち着いたことなどが背景にあり、
▽東京23区の平均価格は8709万円と、去年の同じ月よりも7%下落しました。

一方、
▽東京都の23区を除いた地域では5624万円と、21.7%上昇したほか、
▽神奈川県は6555万円と、10.9%
▽埼玉県は5118万円と、5.4%
▽千葉県も4528万円と、0.7%
それぞれ上昇しました。

また、1都3県の発売戸数は1486戸と、去年の同じ月を46.3%下回りました。

調査会社は「このところ高額物件の売れ行きが好調だったため、売り上げを確保できている不動産会社は物件の発売を急がなくなっていて、これが価格にも影響している。ただ、建築資材の高騰などで全体的には高止まりしている」と話しています。