北朝鮮による軍事偵察衛星の3回目の打ち上げについて、韓国のシン・ウォンシク(申源※)国防相は、公共放送KBSで放送された19日の番組で「今後1週間ないし、遅くとも11月30日より前に打ち上げられるようになるのではないかと見ている」と指摘しました。
これについて木原防衛大臣は20日の閣議のあと、記者団に対し「北朝鮮は、ことし5月、8月に続き、再度打ち上げを行う意思を示しており、今後、衛星の打ち上げを目的とした発射を強行する可能性はある」と述べました。
そのうえで、「防衛省としては、ことし5月に発出した破壊措置命令を現在も継続し、万が一領域に落下する場合に備えて、自衛隊のイージス艦やPAC3部隊に対し、必要な態勢をとらせている」と述べ、情報収集や警戒監視に全力を挙げる考えを示しました。
※は「さんずい」に「是」
北朝鮮の軍事偵察衛星 “打ち上げ強行する可能性も” 防衛相
韓国が、北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げが11月末までに行われる可能性があるとの見方を示していることについて、木原防衛大臣は強行する可能性はあるとして、情報収集や警戒監視に全力を挙げる考えを示しました。