バイデン大統領 81歳の誕生日 健康不安視する声も

アメリカ史上最高齢の大統領として就任したバイデン大統領は20日、81歳の誕生日を迎えました。バイデン氏は来年の大統領選挙で再選を目指していますが、健康状態を不安視する声も根強くあり、バイデン氏の年齢も有権者の判断材料の1つになっています。

2021年1月に78歳で就任したバイデン大統領は、退任時に77歳だったレーガン元大統領を上回るアメリカ史上最高齢の大統領で、20日、81歳の誕生日を迎えました。

バイデン氏は来年秋の大統領選挙での再選を目指し、各地で集会を開くなど活動を活発化させていて、現時点で与党・民主党内でバイデン氏に対抗する有力な候補者はいない状況です。

一方、バイデン氏をめぐっては記者会見中に言い間違いをしたり、移動中につまずいたりする場面がたびたび報じられ、有権者の間でその健康状態を不安視する声も根強くあります。

ABCテレビなどがことし9月下旬に公表した世論調査では、バイデン氏がもう1期、大統領を務めるには高齢すぎると答えた人は74%となっています。

バイデン氏は「私はこれまでに立候補した誰よりも経験豊富だ」と述べるなど懸念の払拭に努めていますが、再選されれば、さらに4年間、超大国アメリカを率いることになるだけに、バイデン氏の年齢も有権者の判断材料の1つになっています。