日本政府 バングラデシュに警備艇4隻を供与へ OSAを活用

政府は、バングラデシュとの間で安全保障分野での連携を強化しようと、同志国の軍に防衛装備品などを供与する新たな枠組み=OSAを活用し、警備艇4隻を供与することになりました。

OSA=「政府安全保障能力強化支援」は、同志国との間で安全保障分野での連携を強化するため、防衛装備品などを供与する新しい枠組みで、今月フィリピンとの間で行われた首脳会談で沿岸監視レーダーを供与することで合意しています。

政府はこのOSAを活用し、バングラデシュに対しても警備艇4隻を供与することで合意しました。

警備艇はバングラデシュ海軍で、警戒監視や災害救助に使われるということです。

外務省によりますと、バングラデシュは防衛装備品の導入先について、中国への依存から脱却しようとしているということで、政府としてはこの機をとらえ、安全保障分野での連携を強化したい考えです。

また、ほかに対象国としているマレーシアやフィジーについても、年内に合意できるよう、調整を続けることにしています。