金沢競馬場 レース中に照明消え騎手2人けが 設定時間に誤りか

19日午後5時すぎ、金沢市の金沢競馬場でレース中に突然コース内の照明が消え、その影響で騎手3人が落馬してこのうち2人がけがをしました。競馬場を運営する石川県によりますと、照明を消すタイマーの設定時間に誤りがあったということで、さらに詳しい原因を調べています。

19日午後5時すぎ、金沢市の金沢競馬場でレース中に突然コース内の照明が消え、その影響で騎手3人が落馬しました。

競馬場を運営する石川県競馬事業局によりますと、このうち2人がけがをして病院に搬送されました。いずれも当時、意識はあったということです。

また、観客などにけがはありませんでした。

照明はその後復旧しましたが、石川県競馬事業局はこのレースを不成立として全額払い戻す対応をとり、その後のレースの開催も取りやめたということです。

県によりますと、すべてのレースが終了したあとに消灯するようタイマーを設定すべきところ、時間を誤ったためレース中に消灯したということです。

県はさらに詳しい原因を調べるとともに、「ファンや関係者の皆さまにご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

当時、競馬場内で観戦していたという40代の男性は「レース中にいきなり電気が切れて、30秒以上は消えていた。こんなことは初めてで会場は騒然としていました」と話していました。