【動画】ガザ地区 食料不足深刻 店先で何時間も待ち続ける人も

多くの人がガザ地区の北部から避難してきている南部のラファでは、深刻な食料不足が課題となっています。

NHKガザ事務所のサラーム・アブタホンカメラマンが16日、ラファ市内で撮影した映像では、食料品店の前で多くの人が列をなして開店を待っている様子が映っています。

この日は店主が住民に「きょうは営業しない」と伝えたということですが、次に食料を手に入れられるのがいつになるのか分からないと、店先で何時間も待ち続ける人たちの姿もありました。

市内では営業を続けられなくなった食料品店が多く、営業している別の食料品店では、商品棚がほとんど空っぽになっていて、豆や調味料、紅茶などわずかな食料品だけが残されていました。

店を訪れた客の1人は「いつ食料が手に入らなくなるか分からず、本当に危機的な状況です。近いうちに私たちは飢餓に陥るのではないかと懸念しています」と話していました。