フィギュアGPシリーズ第5戦 坂本花織が優勝 GPファイナルへ

フィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦、フィンランド大会は18日、女子シングル後半のフリーが行われ、坂本花織選手が第2戦に続いて優勝しグランプリファイナル進出を決めました。

フィンランドのエスポーで行われている大会は18日、女子シングル後半のフリーが行われました。

前日のショートプログラムでトップに立った坂本選手は、演技前半の3回転ジャンプに踏み切りのミスや回転不足があったものの、基礎点が上がる後半は得点源にしているフリップとトーループの3回転の連続ジャンプをしっかりと決めたほか、スピンとステップも最高評価のレベルフォーでそろえました。

坂本選手のフリーでトップの135.52をマークし合計を205.21で第2戦のカナダ大会に続いて優勝し、2年連続のグランプリファイナル進出を決めました。

坂本選手は「ショートプログラムとフリーをミスなくそろえることが目標だったが、それがかなわなかったので、グランプリファイナルはこのようなことが起こらないようにこれからも練習を積んでいく」と話していました。

一方、20歳の住吉りをん選手はショートプログラムで今シーズンの自己ベストを更新し坂本選手におよそ1点差の2位につけていましたが、フリーでは、今月(11月)のフランス大会で日本の女子選手として初めて国際大会で決めた4回転トーループにミスが出るなどリズムに乗れませんでした。

住吉選手はフリーの得点では全体3位の121.56にとどまったものの合計190.21で2位を守りました。

前半12位でスタートした河辺愛菜選手はフリーで今シーズンの自己ベストを更新し、9位まで順位をあげました。