作品展は、在留資格のない外国人を支援している弁護士や市民団体が開きました。
在留資格ない子どもたちが描く夢とは 東京 文京区で作品展
在留資格がない状態で日本で暮らしている外国籍の子どもたちが将来の夢を描いた作品展が、東京 文京区で開かれています。

会場には、日本で生まれ育ったり、幼いころに親に連れられ来日したりして、在留資格がない状態で暮らしている子どもたちが将来の夢をテーマに描いた絵や、作文およそ40点が展示されています。

このうち、保育士が子どもたちに絵本を読み聞かせている様子を鮮やかな色使いで表現した絵は、アジア出身の親を持ち、日本で生まれ育った女子中学生が描きました。

また、中東出身の小学生の女の子の作品には、「みんなを助ける弁護士になりたい」という文章とともに、笑顔で金色の弁護士バッジを胸にした自身の姿が描かれています。
在留資格がない外国籍の子どもは全国におよそ200人いて、進路や就職が制限されることなどから、政府は、一定の条件を満たせば「在留特別許可」を与える方針を示しています。

主催者の1人の駒井知会弁護士は、「在留資格のない子どもたちは、さまざまな事情のもと日本で暮らしていて、日本語で学び、考え、話をします。こうした子どもたちが同じ社会で生きていることを作品を通して知ってほしい」と話していました。
作品展は、文京区立大塚地域活動センターで20日まで開かれています。
