中国南部の広東省で開かれている展示会には国内外350余りの企業が出展しています。
このうち日本企業の製品を集めたブースでは、段差などでつまずきにくくするため、つま先部分を2センチ浮かせるなどの工夫がされた靴や、水のジェット噴射によって足や腰、背中などのこりをほぐす健康器具などが展示され、訪れた人たちの関心を集めていました。

少子高齢化進む中国で介護用品などの展示会 日本企業も出展
少子高齢化が急速に進む中国で、介護用品や健康維持のための製品を集めた大規模な展示会が開かれ、日本を含む国内外の企業が最新の製品などを紹介しています。

また、会場には、血圧や体温などを測定し、離れて暮らす家族にも健康状態を共有できる機能がついた腕時計や、高齢者でも使いやすいよう手すりを設置した運動器具など、健康維持に役立ててもらおうという製品も数多く展示されています。

訪れた高齢の男性は「最近は先進的で扱いが難しいものもあるが、高齢者にとって使いやすく、便利で役立つ製品がほしいです」と話していました。
中国では、いわゆる「一人っ子政策」の影響などから、去年の65歳以上の高齢者が人口のおよそ15%にあたる2億人余りにのぼるなど、少子高齢化が急速に進んでいて、高齢者の介護が課題となっています。
