日豪首脳会談 安全保障など幅広い分野の連携強化を改めて確認

アメリカを訪れている岸田総理大臣はオーストラリアのアルバニージー首相と会談し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、安全保障やエネルギーなど幅広い分野での連携を強化していくことを改めて確認しました。

アメリカ・サンフランシスコを訪れている岸田総理大臣は日本時間の18日午前3時半すぎから、オーストラリアのアルバニージー首相と会談しました。

冒頭、アルバニージー首相は「両国はかつてないほどの強固な二国間関係を築いている。防衛や安全保障などの包括的な協力関係にも期待している」と述べました。

これに対し、岸田総理大臣は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、『同志国連携』の中核である両国が戦略的に意思疎通を深めていくことは重要だ」と述べ、安全保障やエネルギー、環境など幅広い分野での連携を強化していくことを改めて確認しました。

また両首脳は、中国の習近平国家主席とそれぞれ会談したことを報告し、中国とは建設的かつ安定的な関係を構築するとともに、懸案があっても対話を続けることが重要だという認識を共有しました。

さらに核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応でも、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。