インド首相 イスラエルとハマスの衝突「市民の犠牲 強く非難」

新興国や途上国などグローバルサウスの国々が参加したオンラインサミットがインドの呼びかけで開催され、モディ首相は、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突について「市民の犠牲を強く非難する」と述べ、人道状況の改善を訴えました。

オンラインで開かれた「グローバルサウスの声サミット」は、ことしG20=主要20か国の首脳会議の議長国であるインドの呼びかけで17日、開催されたもので、新興国や途上国など各国の代表が出席しました。

冒頭、モディ首相は「今こそグローバルサウスの国々が声を一つにして世界のために取り組んでいくべきだ」と訴え、温暖化や食料危機など地球規模の課題に対処するためグローバルサウスの国々がもっと影響力を行使していくべきだと強調しました。

その上で、市民の死傷者が増え続けているイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突についてモディ首相は「市民の犠牲を強く非難する」と述べ、人道状況の改善を訴えました。

インドは来週、オンライン形式で再びG20サミットを開催する方針で、引き続き、中東情勢についても話し合われる見通しです。