岸田総理大臣は、訪問先のサンフランシスコでAPEC=アジア太平洋経済協力会議に台湾代表として参加している世界的な半導体メーカー、TSMCの創業者、張忠謀氏と、日本時間の18日午前2時すぎからおよそ30分間会談しました。
この中で岸田総理大臣は、次世代の交流など、人の往来の重要性を伝えるとともに、台湾は基本的価値を共有し、経済的な関係のある極めて重要なパートナーだと強調しました。
その上で、経済や民間交流など幅広い分野で協力を深めていきたいという考えを伝えるとともに、台湾海峡の平和と安定や、中国と台湾の問題の平和的解決の重要性を強調しました。
これに対し張氏は、日台関係のさらなる強化に期待を示しました。
岸田総理大臣は17日の中国の習近平国家主席との会談で、台湾海峡の平和と安定が日本を含めた国際社会にとっても、極めて重要だと強調するとともに、台湾との関係に関する日本の立場は、昭和47年=1972年の日中共同声明にある通りで、一切変更はないという考えを伝えています。
岸田首相 アメリカでAPEC参加の台湾代表の実業家と会談
アメリカを訪問している岸田総理大臣は、APECに参加している台湾代表の実業家と会談し、経済など幅広い分野で協力を深めていきたいという考えを伝えるとともに、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調しました。