フィリピン付近 M7.2地震 日本で潮位変化可能性も被害心配なし

ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の17日午後5時14分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。

気象庁によりますと、この地震で日本では早いところで17日午後8時ごろに多少の潮位の変化があるかもしれませんが、被害の心配はないということです。

対象となるのは
▽小笠原諸島と
▽静岡県、
▽和歌山県、
▽高知県、
▽宮崎県、宮古島・八重山地方で、
半日程度、継続する可能性があるということです。

また、気象庁は震源の近くで津波が発生するおそれがあるとして、周辺の各国に「北西太平洋津波情報」を発表しました。

現地ではケガ人の情報も

現地では強い揺れで建物内でものが倒れるなどしてケガをした人もいるということです。

震源に近いミンダナオ島南部のジェネラルサントス市に滞在していた女性は「地震発生時は車に乗車していたが、車内でも下から突き上げるような強い衝撃を感じた。路上の障害物にぶつかったのかと思った」と話しました。

また、市内にある病院の前では地震の揺れによって建物のなかでものが倒れるなどしてけがをした人たちが手当てを受け頭に包帯を巻いた人の姿が見られたということです。

ミンダナオ島にある日本総領事館によりますと、これまでのところ、この地震による日本人の被害の情報は入っていないということです。

フィリピン当局は地震の被害の状況について確認を急いでいます。