中国 広州モーターショー EVなど新エネルギー車展示過去最多

日系自動車メーカーが多く進出している中国南部の広東省で大規模なモーターショーが始まり、中国で急速に普及が進むEVなどの新エネルギー車の展示が過去最多となりました。

中国の広東省で17日から始まった「広州モーターショー」にはEVなど新エネルギー車が過去最多のおよそ470台展示され、展示車両の4割余りを占めています。

このうち、中国のEV最大手の「BYD」は、これまでよりも車内のスペースを拡大したファミリー向けのEVの新モデルを発表したほか、スポーツタイプなど、幅広い車種のEVを紹介しています。

また、地元の「広州自動車」は駐車中に運転席などのシートを回転させて後部座席の人とテーブルを挟んで団らんできるEVのコンセプトカーを展示し来場者の注目を集めていました。

一方、日系各社はトヨタ自動車が従来より価格を抑えバッテリーの充電時間も短縮したEVを披露したほか、ホンダが来年前半に発売予定のEVの新モデルを初公開しました。

中国ではEVの普及が急速に進み、各社の販売競争が激しくなっていますが、エンジン車に強みを持つ日系メーカーは出遅れが指摘されていて、巻き返しを図ることができるのか注目されます。