無人自動運転「レベル4」サービス実用化へ 関係省庁が初会合

特定の条件のもとで無人での自動運転を行う「レベル4」の移動サービスの実用化に向けた関係省庁による会議の初会合が開かれました。会合に参加した自動運転タクシーを計画するホンダの幹部からは複数の許認可が必要だとして協力を求める意見が出されました。

政府は2025年度をめどに全国50か所程度で無人の自動運転サービスの実現を目指していて、ことし4月には特定の条件のもとでドライバーが不要となる「レベル4」が解禁されました。

こうした中で、経済産業省と国土交通省、それに警察庁などがレベル4での移動サービスの実用化に向けた会議を新たに立ち上げ、17日に初会合を開きました。

17日の会合には自動運転タクシーを計画するホンダの幹部も出席し、2026年に東京のお台場エリアで運転手のいない6人乗りの車両を使ってサービスを開始する予定だと説明しました。

そのうえで、サービス開始に向けては複数の許認可が必要だとして手続きを円滑に進められるよう協力を求めました。

経済産業省などは今後も定期的に会合を開いて、全国にレベル4での移動サービスを展開するうえで課題となる規制の洗い出しなどを進め、事業者に対する必要な支援策の検討を進めていくことにしています。