株価 小幅に値上がり 原油価格下落傾向で輸送関連に買い注文

17日の東京株式市場、株価は小幅に値上がりしました。

▽日経平均株価、17日の終値は16日の終値より160円79銭高い、3万3585円20銭
▽東証株価指数=トピックスは22.43上がって、2391.05
▽一日の出来高は14億3026万株でした。

17日の東京株式市場は積極的な取り引きは手控えられ、値動きは限定的でした。

16日のニューヨーク市場でダウ平均株価が値下がりした流れを受けて東京市場でも取り引き開始直後は売り注文が先行しました。

その後は、原油価格の下落傾向を受けて、空運や海運など輸送関連の銘柄に買い注文が広がり、株価は小幅な値上がりで取り引きを終えました。

ただ、大手企業の中間決算の発表がピークを超え、業績を手がかりにした売り買いが一服したこともあって、17日は取り引きの材料に乏しく、一日を通して値動きは限定的でした。

経済指標の内容からこのところ、アメリカの金融引き締めが長期化するとの観測がいくぶん和らいでいますが、市場ではFRBの金融政策の見通しや原油価格に影響を与える中東情勢の動向などに注目が集まっています。