悪質ホストクラブ 警察の指導や取締り強化など政府に要請 立民

悪質なホストクラブを利用した女性が後から多額の料金を請求され、返済のため売春させられるケースが相次いでいるとして、立憲民主党は政府に対し警察による指導や取締りの強化などを要請しました。

立憲民主党の長妻政務調査会長らは17日午前、国会内で警察庁や厚生労働省などの担当者と面会し、要請文を手渡しました。

この中では警察による指導や取締りの強化を要請していて、ホストクラブの営業にあたり法令順守がなされているか店を実際に訪れて確認することや、料金の明細書やサービスの内容などを明示した書面を客に渡すよう指導を求めています。

また、料金を支払うため売春や風俗店での仕事をあっせんしないよう厚生労働省と協力した取締りの必要性を指摘したうえで、関係省庁が連絡会議を設置して連携した対応をとるべきだとしています。

申し入れを行った塩村文夏参議院議員は「まずは現行法での対応を強化し、関係省庁が連携して被害を食い止めてもらいたい」と述べました。