京都市左京区にある京都府立植物園で開花したのは「アリストロキア・ゴルデアナ」です。
植物園によりますと、この植物はアフリカの熱帯雨林地帯に自生していて、その花は大きいもので直径およそ30センチと人の顔ほどに成長することから「アフリカ最大の花」と呼ばれているということです。
これまでに国内では開花した例がないということで、植物園では、温室で8年前から手探りで栽培を行ってきましたが、ことしは先月(10月)初めにつぼみを付け、その後、徐々に大きくなって、16日午後3時ごろ花を咲かせたということです。
花は褐色で直径が25センチほどあり、楽器のサクソフォンのようなかたちをしています。
訪れた人たちは南国の珍しい花をスマートフォンで撮影するなどして楽しんでいました。
京都府立植物園の山方政樹係長は「ようやく夢がかないました。これから毎年咲くよう、優しく見守ってほしいです」と話していました。
「アリストロキア・ゴルデアナ」の花が楽しめるのは、これから数日の間だということです。
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“人の顔ほどの大きさ” アフリカ原産の珍しい花 国内で初開花
人の顔ほどの大きさで楽器のサクソフォンのようなかたちをしたアフリカ原産の珍しい花、「アリストロキア・ゴルデアナ」が京都府立植物園で開花しました。
植物園によりますと、国内で花を咲かせたのは初めてだということです。
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