全日空の旅客機でタイヤの一部剥がれる 着陸には異常なし

16日夜、ベルギーから成田空港に到着した全日空の旅客機で、タイヤの一部が剥がれているのが見つかりました。
重さはおよそ25キロあったということですが、着陸に異常はなく全日空が原因を調べています。

国土交通省成田空港事務所や全日空によりますと、ベルギーのブリュッセルを出発して16日午後6時すぎに成田空港に到着したボーイング787型機で、到着後に機体を点検したところ機体中央左側のタイヤの一部が剥がれているのが見つかりました。

着陸やその後の移動に異常はなく、149人の乗客と乗員にけがなどはありませんでした。

全日空によりますと、航空機のタイヤはゴムを何重にも巻いていて、剥がれたタイヤの一部は、その後ブリュッセルの空港で見つかり、▼厚さ2センチ、▼長さは4メートル30センチで▼重さはおよそ25キロあったということです。

国土交通省の分類では航空機の落下部品としては最も大きい区分に該当するということです。

全日空は安全上問題はなかったとしていて、タイヤの一部が剥がれた原因を調べています。