九州 沖縄・奄美中心にあす黄砂飛来の予測 視程10キロ未満も

17日は九州や沖縄・奄美を中心に黄砂が飛来すると予測され、西日本から南西諸島にかけての広い範囲で「視程」が10キロ未満となる見込みです。気象庁は「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれがあるとして注意を呼びかけています。

気象庁によりますと九州付近にある低気圧や前線の影響で西日本から北日本の広い範囲で17日は大気の状態が不安定になり、前線が通過したあと西日本では西寄りの風が吹く見込みです。

中国の長江流域などでは広く黄砂が予想されていて、次第に東へ流れ17日未明には九州北部に到達するとみられています。

黄砂はその後、鹿児島県の奄美地方や沖縄県のほか、中国地方や四国の一部に広がる見込みです。

このため、17日は西日本から沖縄・奄美にかけての広い範囲で、物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満となると予想されています。

屋外では洗濯物に黄砂が付着するなどの影響が予想されるほか、「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれがあるとして気象庁が注意を呼びかけています。