国の名勝「袋田の滝」で紅葉が見頃 滝の流れに彩り添える 茨城

茨城県大子町の山あいにある「袋田の滝」の周りでは紅葉が見頃を迎え、滝の流れに彩りを添えています。

「袋田の滝」は高さが120メートルあり、大きな岩の壁を4段にわたって水が流れ落ちることから「四度の滝」とも呼ばれていて、国の名勝に指定されています。

大子町によりますと、ことしは先月まで気温が高い日が続いたことで例年よりおよそ3日遅く見頃を迎えたということで、滝の周りのカエデやブナが赤や黄に色づいていました。

滝全体を見渡せる展望台では訪れた観光客が勢いよく流れ落ちる滝の音を聞きながら、鮮やかに染まった渓谷の幻想的な風景を写真に収めていました。

牛久市から父親と一緒に訪れた小学4年生の男の子は「すごい迫力がありました。自慢のカメラで紅葉と滝と朝日を撮れてうれしかったです」と話していました。

また、千葉県から訪れた70代の女性は「この滝が見たくて来ました。想像以上にすてきで心穏やかになりました」と話していました。

「袋田の滝」の紅葉は来週いっぱいまで楽しめるということです。