東郷町の井俣町長は会議の場などで町の職員に対してパワーハラスメントにあたる発言をした疑いが指摘されていることを受けて、15日、町議会の全員協議会に出席して、「残念では済まない事案を起こしてしまった」と述べ、陳謝していました。
16日は記者会見を開き、はじめに、「職員と接するときにフレンドリーに接したい、冗談で場を和ませたいという思いが少なからずあった。職員に指摘した問題点が解決されていなかったときに、『前にも言っただろう。死ね、殺すぞ』と、改善を促す意味で言ってしまった」などと述べ、改めてパワーハラスメントにあたる不適切な発言をしたことを認めました。
そのうえで、「町長という立場であるにもかかわらず、認識が甘く、深く反省している」と謝罪しました。
また、今後について、町長自身がアンガーマネジメントやコンプライアンスについての講習を受けるほか、すべての職員に対してアンケート調査を行ったうえで、第三者委員会を立ち上げて調査することを明らかにしました。
一方、みずからの進退については調査の結果を待って判断したいとしています。
愛知 東郷町 井俣町長パワハラ発言認め謝罪「認識が甘く反省」
愛知県東郷町の井俣憲治町長が町の職員にパワーハラスメントにあたる発言をした疑いが指摘されていることについて、16日、会見を開き、改めて不適切な発言をしたことを認めたうえで、「認識が甘く反省している」と謝罪しました。